もしかして熱中症?初期症状と重症化のサイン。看護師同行で早期に対応!気づかれない安心、それが専門職の力
- Hyggeos Hokkaido

- 7月13日
- 読了時間: 4分
暑いですね〜🥵
みなさま夏バテしてませんでしょうか?
本日は熱中症予防に続き、熱中症の症状について段階毎にまとめてみました。
初期症状を見逃すと、命に関わる重症化につながることもあります。
参考にしていただけると嬉しいです。
☀️熱中症はどうして起きるの?〜発症のメカニズム〜
私たちの体は、汗をかくことで「気化熱」を利用し、また、体の表面から空気中に熱を逃すことで「熱放散」をし、体温を調整しています。
しかし。。。
暑すぎて汗が蒸発しにくい(高湿度)
長時間の外出や運動で体温が急上昇
水分・塩分が不足して汗が出にくい
体温調節機能が低下している(高齢者・子ども・病気の方)
こうした状況では、体の中に熱がこもり、逃がせなくなります😣

☀️熱中症【初期症状】 体が出す小さなサイン
めまい・立ちくらみ😵💫
筋肉のけいれん(足がつるなど)
汗のかきすぎ、または汗が止まらない💦
顔のほてり🥵
軽い頭痛や吐き気🤮
イライラ😖 などなど
▶️この段階での対処がとても大切です!涼しい場所で休憩し、水分と塩分をしっかり補給しましょう。
☀️熱中症【中等度の症状】 危険信号が点灯
強い頭痛
嘔吐や下痢
倦怠感・虚脱感(体に力が入らない)
意識がぼんやりする、判断力低下
手足の痺れ
▶️この場合は、医療機関への受診をおすすめします。無理に動かず、安静にしましょう。
☀️熱中症【重症の症状】すぐに救急要請を!
意識障害(呼びかけても反応が鈍い)
まっすぐ歩けない、けいれん
高体温(体温が40℃を超えることも)
呼吸が速く、浅い
▶️このような症状が見られたら、すぐに119番通報を!命に関わる緊急事態です。

☀️【対処法】
上記に挙げた、初期症状から中等度の症状であれば、適切に対処すれば改善することも多いですので、慌てずに対処しましょう!
①涼しい場所へ避難
屋外であれば木陰など直射日光が当たらないところや、冷房がある建物の中など、
涼しい場所に避難します
②衣服を緩める
ジャンバーなど脱がせるものは脱がしておきましょう👕
③体を冷やす
氷枕や瞬間冷却剤(パンチして一瞬で冷たくなるアレです)、冷タオル、などを
首や脇や、鼠径部(股、足の付け根)に当てると効果的です。
この時、直接当てずハンカチやタオルで包みましょう🎵
*おでこに冷たいタオルや熱をとるシートなどをおく(または貼る)ことは、本人の爽
快感が得られるのでその点ではいいのですが、体を冷やすことを目的とするならば、
効果が得にくいです😅
ちょっと荒業ですが・・・直接体に水をかけて団扇で仰ぐのも体を冷やせていいです。
④水分補給
前回の熱中症予防でお話しさせてもらったのですが、水分+塩分+ブドウ糖が理想。
経口補水液があるとベスト!!
以上の対処を行なっても気分不快が改善しない場合や自力で水分摂取できない場合も病院受診しましょう。
上記に挙げた【重症の症状】の場合は、救急車を要請します。
救急車が到着するまでは、①〜④の対処法を行います。

☀️看護師同行で早期に対応
「何事もなかった」ことが、本当はすごいこと!
このタイトル、自分で自分を褒めています🤣何のこと?と言いますと・・・
実は以前、旅行中のご利用者様に熱中症の初期症状と思われるサインが見られ、
私の方で早めに対応したことがありました。
おかげでその後も体調を崩さずにすみました。
もちろんご本人様は全く気づいておりません。
もし看護師が同行していなければ、おそらくその後、体調は悪化していたかもしれませ
ん。そうなってから対応した方が、ご本人様も熱中症を自覚し看護師同行で良かったと
思ってくださったかもしれませんね😅
看護師がそばにいるからこそ、防げたトラブルもあるのだなと、改めて感じた出来事でし
た。私たち医療者は、少しの変化にも気づき、すぐ行動できることが強みです。
「何も起きなかった」ことが、実はとても大切な安心につながっているのだと、静かに
伝わっていけば嬉しいなと思っています。





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