熱中症を防ぐ鍵はWBGT!看護師が教える手軽にできる予防法とドリンクの工夫
- Hyggeos Hokkaido

- 7月9日
- 読了時間: 4分
暑さ対策、ちゃんとできていますか? WBGTという客観的な指標を活用してみましょう
毎年のように「過去最高の暑さ」が話題になる日本の夏。熱中症は命に関わることもあるため、「暑さを我慢しないこと」がとても大切です。でも、実際にどれくらいの暑さが危険なのか、どう判断したらいいのでしょうか?
先日参加した学会で、「高齢者の熱中症」という講演も聞くことができました。
その中で「WBGT(暑さ指数)」のお話ができていましたので、今日はその指標について共有させてください。
熱中症の1番多い発生場所は!?
ここでクイズです🤭
熱中症が発生する場所、一番多いのはどこだと思いますか?
屋外での作業中かな〜と思う方が多いのではないかと思うのですが
実は「住宅等居住場所」での発症が多いそうです。
室内での発症、気をつけないとですね。
ではでは、年代別ではどの年代が多いのでしょう?
それは70代、80代が多いようです。
高校球児ではないのですね😅
📊WBGT(暑さ指数)ってなに?
WBGTは、「気温」だけでなく「湿度」「日射」「輻射熱(地面や壁からの熱)」を総合して数値化した「暑さの感じやすさ」を示す指標です。熱中症の予防やスポーツ中の活動制限などの判断に使われています。
熱中症は気温だけでは判断できませんね。
下記にリンク貼り付けています。ぜひこちらのサイトから、熱中症情報を確認して、毎日の予防にお役立てください。
日本気象協会アプリ 熱中症情報
環境省熱中症予防情報サイト
💡熱中症予防の基本
こまめな水分・塩分補給(喉が渇く前に!)←下記に少し詳しく
暑さを避ける(日陰・エアコン・扇風機の活用)
衣服を工夫する(通気性・吸湿性のある素材)
無理をしない(体調がすぐれない日は予定変更も)
とくに高齢者や子どもは暑さを感じにくく、脱水にも気づきにくいため、周囲の声かけも重要です。
JSPO 日本スポーツ協会様のホームページも参考になると思いますので、リンク貼り付けておきます。↓↓↓
⬆️こまめな水分・塩分補給
熱中症予防に関してはまたブログを書くつもりですが、今回はこの水分摂取について少し。
ちょっと難しいお話になりますが、汗や涙って少し塩味がありますよね。
身体の中では、水分と塩分などの電解質が上手いバランスで保たれています。
このバランスが崩れると体調不良になります。
水分を取らなきゃ🥵と思って水だけを飲んでいると、塩分不足(低ナトリウム血症)となり、水分は補給しているのに体調がおかしい😵なぜ!?となってしまうんです。
なので水分摂取は水➕塩!
ですが、これだけですとまだ足りない・・・
塩が吸収されるには、実は糖分があるといいのです☝️
一番吸収率が良い割合は
0.2% 食塩 ➕ 2% ブドウ糖
だそうです。

🧃看護師が教える熱中症対策ドリンク
私自身は、熱中症予防ドリンクとして、市販のスポーツドリンクも利用しています。
しかし、ものによっては少し甘く感じてしまうので、水で少し薄めて塩を足すという工夫をしています。
大体ペットボトル1本で2本分作る感じです。お得感あり❤️
甘さが控えめになり、好みの味にアレンジできるので気に入っています。
ポイントは薄塩あじですかね😊
さらに、自家製スポーツドリンク(熱中症予防ドリンク)も日々用意しているので、そのレシピも次回ご紹介しますね。
水 500ml
レモン汁 大さじ1
はちみつ 大さじ1〜2(好みで調整)
塩 小さじ1/4(約1.5g)
全部混ぜるだけで、さっぱりおいしいドリンクのできあがり。
冷やして持ち歩くのもおすすめです。
水を炭酸水にしたり、生姜を加えたり、レモン汁ではなく本物ののレモンを絞ったり
ミントの葉を入れたり、その時々でアレンジしています。
生姜と炭酸でジンジャーエールっぽくなりますよ!

先日見つけた新顔さん😊早速購入してみました。
これは高張液ではないですね。細胞にぐんぐん入っていきそう🎵
🌿さいごに
「暑さに慣れてるから大丈夫」「毎年乗り越えてきたから平気」…その油断が命取りになることも。WBGTという客観的な指標を活用し、自分の体調や年齢に合わせた対策をすることが、熱中症予防の第一歩です。
ぜひ、日々の暮らしに「WBGTをチェックする習慣」を取り入れて、元気に夏を乗り切りましょう!




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